ひよこ先生備忘録

教員あかちゃんのチラ裏

時間割の管理法を考えたい

皆さん、手帳は何を使っていますか?

同じ中学校教員でも、十人十色の工夫で日々の激務を乗り切っていらっしゃることでしょう。

私の周りでも、一般的な手帳を使っている先生、教員向けのものを買って使っている先生、娘のノートの余りを改造している先生、生協か何かが無料でくれる手帳で事足りる先生、はたまた時間割担当と教務が出してくれる書類で十分という先生まで、本当に様々です。

 

 

私はというと、ついこの間まではスクールプランニングノートを使っていました。

スクールプランニングノート2020 B (中学・高校教師向け)

スクールプランニングノート2020 B (中学・高校教師向け)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学事出版
  • 発売日: 2019/11/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

教員向けに作られたものだから当たり前かもしれませんが、時間割の管理からタスクの管理、年間行事月予定分掌部活会議全部これ一冊でどうにかなるようにできています。クラス名簿までついてくる!

ペタペタボードという、あらゆる書類を貼り付けられる超最高オブジェクトが超最高なんですよ〜ほんと……。

 

そんな神より与えられしスクールプランニングノート、唯一にして最大の欠点が「重さ」でした。

私は毎時間このノートを持ち歩き、授業進度や出した宿題などを書き込んでいました。教室を出た瞬間にその時間の記憶を失うので。

でも重い。本当に重い……。

 

あとぶっちゃけ、スクールプランニングノートの機能を使いこなし切れていない。使いこなせていないのなら、わざわざこんなに重たい思いをせずとも、最低限の機能を備えた手帳を軽々持ち歩く方がいいのでは……?と思ったのが始まり。

 

私が重視するのは、「毎週変わる時間割を手軽に書き込める」「時間割の欄に進度や宿題などを書き込むことができる」「重くない」の3点です。

この条件に合うものを探しに探し、先週あたりから色々と試しているので紹介してみます。

 

 

① キャンパス スタディプランナー

 

まずは一般のスケジュール帳を試すことに。

時間割管理を中心に考える場合、横軸が日付で縦軸が時間のバーチカルタイプ?が一番しっくりくるのですが、Todoリストやメモ欄を大きく取ってあるものが多く、進度や宿題まで一緒に書くのは難しい。

キャンパスのスケジュール帳も、軽くてシンプルで大好きなのですが、同じ理由でちょっと違うなーと。

↑こんなやつ。

 

で、ふと隣の棚を見ると、あるじゃないですか!いい感じのが。

こちら、名前のとおり、本来は学習計画を立てるのに使うノートです。

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1日1ページのデイリータイプで、その日に学習する教科と学習内容を書き込むスペースが8マスあり、時間割や放課後の予定を書くのにちょうど良い。

何より軽い!大学ノートと同じ厚さなので最高に持ち運びやすい。

 

あえて欠点を挙げるとしたら、「2ヵ月で一冊が終わる」「表紙が弱い」「日付を自分で書く必要がある」「一週間の時間割を並べて見られない」でしょうか。

私は過去の時間割はあまり見返しませんし、2ヵ月で使い切るなら多少表紙がくたびれても気にならないような。日付は仕方ないよね。

ネックになるとすれば一週間を見通せないところでしょうか。

 

 

 

② シンプルカレンダー

 

学校現場でのICT利用についてもよく話題に上りますが、皆さんの学校はどうでしょうか。

うちは自治体ぐるみで旧石器時代か???というレベルの進んでいなさです。恐らく皆さん忙しすぎて、新しいものに適応する余裕がない……。私自身は、使えるものは使ったほうがいいでしょ派なのですが。

スマホに依存気味なので、時間割もスケジュールもスマホで確認できれば最高なのになーと思い、スケジュールアプリでなんとか時間割を管理できないか考えたのが、こちらのアプリを使った方法。

シンプルカレンダー - iPhone・iPadアプリの公式サイト on Strikingly

無料です。iOSでない方はごめんなさい。多分他のアプリでも似たことは頑張ればできる。

 

このシンプルカレンダーの良いところは、スケジュール入力のテンプレートが作れるところ。

1時間目から6時間目まで、開始時間終了時間を入力したテンプレートを作っておけば入力が簡単!

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こうしておいて、タイトルをクラス名や教科名に書き換えて登録するだけ。進度や宿題はメモ欄に書きます。

iOSカレンダーやGoogleアカウントと紐付けておけば、iPhoneで書き換えてiPadで確認、とかもできちゃう。

 

短所は、メモ欄へのアクセスが微妙〜〜に面倒なことかな……。前の時間どこまで行ったっけと思っても、自分で探して開いて、スクロールして……とするのがちょっと億劫。予定を色分けできれば多少は楽になりそうなのですが。

色分けできるアプリもあったのですが機能の制限があり、プレミアムコースは試すにはちょっと高い気がして手が出ませんでした。ケチです。

 

 

 

③ 時間割管理ウォッチ

 

そもそも先生のために開発された時間割アプリってないの?と探し回り、見つけたのがこちらのホームページ。

Xcodeをチマチマと、ラボ。

時間割アプリを3つリリースされています。またまたiOS向けです。

私が試した中で一番良かったのは「時間割管理ウォッチ」でした。

 

教室掲示の時間割表を嘲笑うかのような時間割変更の嵐、入学ほやほやの生徒に言った言葉が「時間割表は信用するな、連絡帳をしっかり確認しろ」といううちの学校。

そんな学校では学生用の曜日固定の時間割アプリは使えません。

 

でもこのアプリなら大丈夫!一日一日の時間割を入力できる。なんなら年度の授業数合計も計算してくれる。

授業内容や進度ももちろん書き込めます。そのクラスの授業一覧もワンタップで表示されるので、前回どこまで行ったっけという時もひと目で進度を確認できます。

そして!なんと写真を登録することができる!!文で打ち込むの面倒だな〜というときは板書を撮って登録すれば一発です。

なんだこの超最高アプリは……。

 

ひとつだけ気になることといえば、クラウドでの連携ができないため、iPadで入力したものをiPhoneでチェック、などはできないところ。これはちょっと不便。

教室でiPhoneを触るのはさすがに……と思い、私はノートパソコンがわりも兼ねてiPadを使っています。私用のアプリやデータは一切入れてないやつ。偉い人に怒られた時に、遊んでたわけじゃないよと証明するため。(できるのか?)

だから板書撮影や進度の記録などはiPadでしたいのですが、家で明日の時間割を確認したいときとかはiPhoneで見れた方が嬉しい。うーん。

そのためのApple Watchとの連携らしいのですが。

 

 

 

どれも使い始めて一週間なので、今後どうなるかは分かりません。全部一長一短だと思うので、もしかすると来月にはやっぱスクールプランニングノートだよねって言ってるかも。

なにか進展があればまた書きます。もし何かおすすめの方法があれば、教えて頂けると嬉しいです。